DXCCのEntityが二つ増えて一つ消滅するかも知れないという話
2017.06.30
大層な表題になってしまいましたが、二つの可能性があるかも知れませんので記しておきます。

増える可能性があるのはYK - SyriaとYI - Iraqです。
いわゆる「イスラム国」が成敗された後、シリアとイラクはどうなるのか?…国際政治学者である藤井厳喜氏は、恐らく国境が変わり三分割されるだろうという見解を述べられています。
氏のお話によると、米国はアサド大統領を生かしておくので、アサド政権のシリアと反アサド政権側が樹立するシリアと、クルド人勢力が建国する国の三つだと思われますが、詳しい事は良く解りません。
何れにせよ、事が終わった後、米国やロシアがサイクス・ピコ協定よろしく、勝手に砂漠に直線を引いて分割を話し合う会合が開かれるだろうとのことです。
つまり、あの地域に新たに二つの政府(エンティティー)が誕生する可能性があるという話です。

さて、減る可能性があるのは、お隣の朝鮮半島です。(P5とHL)
これも藤井厳喜氏の自論なのですが、私も可能性があると思います。
氏のシナリオによると、先般、大統領に就任した韓国の文在寅は筋金入りの親北派であり、彼の究極の目的は北朝鮮と韓国を「ゆるい連邦制」にして、最終的には半島から米軍を追い出すことだそうです。
今、韓国に米軍が駐留している理由は北の脅威から南を守るためですが、"連邦制"になった時点でこの根本的な理由が崩れてしまいます。
軍を撤退する決断を最終的に下すのはトランプ大統領ですが、THAADミサイル配備の費用を韓国に負担しろと言い放ったトランプ氏は、既に韓国を不良債権国家として見限っているということです。
この時点で政府は二つ存在しますが、今まで米軍が脅威で南下しなかった北朝鮮が黙って見ている訳がありません。
国のアイデンティティーの無い現在の韓国は、あっという間に北に飲み込まれてしまうという予想です。
こうなると、エンティティーが一つ減るというよりは、半島まるごとアマチュア無線が禁止になるかも知れませんね。

無線のことは置いておいて、これは『核を保有した半島』が日清戦争前夜と同じような状態になり、日本にとって非常に危険な状態であるという見方をする論客が沢山いますので、実に嫌な話です。
藤井厳喜氏は、誰も予想しなかったトランプ大統領の誕生を、ただ一人的中された方です。

半島の件は的中しないで欲しいものですね…。

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【東京発信・cool eyes】第一回 国際政治学者・藤井厳喜 トランプ政権と東亜情勢 20170518
2017.06.30 00:35 | URL | DX/DXCC | Track Back (0) | Comments (0)
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