12mのグラスファイバーポールを注文しました
2021.12.08
ハーフサイズのG5RVを地上高20mくらいに架設しようと思って注文した22mのグラスファイバーポールは諸事情(コロナやコロナやコロナの影響だと思います)により輸入が困難との連絡を受けて中止。18mの長さの物に妥協しようと思っていましたが止めました。
理由は梯子フィーダーで給電してマルチバンドにQRV出来たとしても、使用するBAND(特にハイバンド)によっては極端に飛ばない方向が出てくることが気に食わないのと、コストの問題です。(7万円以上する)

そもそも、地上高を確保する一番の理由は水平アンテナの打ち上げ角を低くすることなので、他に方法論はないのか考えたところ…ありましたね。バーチカルアンテナの存在を忘れていました。
アパマン時代に、きちんと接地して建物を味方につけた接地アンテナはよく飛んだ経験があります。バーチカルアンテナは良好な『大地』を味方につけてはじめて使い物になるという認識です。
では、我が家の『大地』はどうか?…目の前には水田があり、すぐ近くには農業用水路が流れていて、田植えの時期には水が張られて実に水々しく、今までに上げたアンテナの中で一番よく飛びそうな予感がします。

教科書(Low-Band DXing:ON4UN著)によると、1/20λ(0.05波長)の高さに張った一本のエレベーテッドラジアルは、地面に這わせた120本のラジアルに相当するとあります。
7MHzの0.05波長は2mになり、全長10mの1/4λのバーチカルアンテナを給電点2mの高さに設置するには、12mのグラスファイバーポールは丁度いいのです。
エレベーテッドラジアルの高さに関しては(SWRを下げるためなのか)色々な意見があることは承知しています。誰かのブログで読んだことがあるのですが、SWRが一番下がった位置(インピーダンスが50Ωになる箇所)が必ずしもそのアンテナが一番良く動作するサイズではないという意見に賛同します。つまり、そのアンテナが最高のパフォーマンスを出すサイズに調整してから、次にマッチング回路を挿入するという考え方です。

幸い、私は梯子フィーダー使いなので、マッチングに関しては何も考えずに教科書どおりの寸法でアンテナを架設して終わらせる予定です。そう、もちろんバーチカルアンテナも梯子フィーダーで給電するつもりです。
2021.12.08 00:32 | URL | Equipment | Track Back (0) | Comments (2)

- CafeNote -